
●売れるパターン
今回は、QUESTフォーミュラについて、解説します。
QUESTフォーミュラは、
有名な「売れる広告文の基本構成」です。
つまり、QUESTフォーミュラの通りに、
セールスの文章を書くと、「売れる文章」になるのです。
情報発信をするなら知らないと損をする知識ですから、
・「QUESTフォーミュラってなんですか?」
・「QUESTフォーミュラって何に使うんですか?」
という人は、ぜひ最後までお読み下さい。
※コピーライティングの基礎講義の記事一覧はこちら↓
「コピーライティングの初心者向け基礎講座の一覧まとめ」
●QUESTフォーミュラって何?
さて、QUESTフォーミュラなんて聞くと、
「なんだか難しそうな言葉が出てきたな」
と感じるかも知れませんが、簡単なのでご安心下さい。
QUESTフォーミュラとは、
「Q・U・E・S・T」の頭文字で始まる英単語の順番で
メッセージを書いていくと売れる文章になる、という法則です。
その、英単語とは、
・1.Q・・・Qualify(適任)
・2.U・・・Understand(理解)
・3.E・・・Educate(教育)
・4.S・・・Stimulate(刺激)
・5.T・・・Transition(移行)
です。
元々、英語圏で発案されたノウハウなので、
日本語訳が分かりにくいかも知れません(笑)。
とはいえ、QUESTフォーミュラは簡単ですし、
日本でも使えるノウハウです。
順番に、解説していきますね。
●1.Q・・・Qualify(適任)
QUESTの「Q」はQualify(適任)の「Q」です。
ようするに、文章の冒頭で、
「あなたのお悩みを解決する適任者は、私です」
と、お悩みの解決を宣言するのです。
これで、読み手の興味を惹きます。
もちろん、
「あなたのお悩みを解決する適任者は、私です」
とそのままは、書かないで下さい。
日本語として不自然なので(笑)
ようは、そういうニュアンスの内容を、
間接的に書くという意味です。
例えば、
「薄毛でお悩みの方へ
1日10分で1万本増毛する方法を、私がお教えします」
みたいな書き方ですね。
●2.U・・・Understand(理解)
QUESTの「U」はUnderstand(理解) の「U」です。
つまり、
「あなたのお悩みを、私はよく理解できますよ」
と共感を示す話を書くわけです。
これで、読み手の信用を勝ち取ります。
一度もハゲたことのない人が、薄毛改善の
商品を売っていても、説得力がありませんよね。
ですから、
「実は、私も薄毛で悩んでいました。
同僚の目を気にして、
女の子に声をかける自信も失っていたものです」
といったように、
お客様と同じ悩みを持っていたと告白するのです。
●3.E・・・Educate(教育)
QUESTの「E」はEducate(教育)の「E」です。
お客様を教育する、という意味です。
この「お客様を教育する」という言い方に
違和感を覚えるかも知れません。
ですが、お客様は専門家ではないので、
基礎知識をお教えして、商品の良さを
教えて差し上げなければ、購入しては頂けないのです。
そういう意味での「教育」です。
さらに、このEducate(教育)の部分は、
信頼を強める役割もします。
商品の特徴や証拠、お客様の声なども入れることで、
「なるほど、いい商品だな。信用できそうだ」
と思って頂くのです。
例えば、
「Xという成分をご存知ですか?
Xは20%の増毛に効果があると証明されています(図)。
そのXを1000mg使った商品がこちらなのです。
使用者のAさんもこうおしゃっています(体験談・写真)」
のように書くのがEducate(教育)です。
●4.S・・・Stimulate(刺激)
QUESTの「S」はStimulate(刺激)の「S」です。
欲求を刺激して、ドキドキさせるという意味ですね。
「この商品で、こんな素敵な未来が現実になりますよ」
という素晴らしいイメージを見せていきます。
・ベネフィット
・比較、希少性
・限定性、カウントダウン
などを使っていくのが王道です。
例えば、以下のように書きます。
「髪がフサフサになれば、もう人目は気になりません。
女性社員にもモテますし、実力が正当に評価されます。
他店には売っていません。
あと9時間で販売終了。限定40個です!」
●5.T・・・Transition(移行)
QUESTの「T」はTransition(移行)の「T」です。
行動につなげるように話を移行させていく、という意味です。
これも、英語を翻訳した言葉なので、
少し意味が分かりにくいかと思います。
ようするに、
「この手順で、購入して下さい」ですとか
「この方法で、キャンペーンに応募して下さい」
といった、話をするという意味です。
要点を整理して、どうすれば手に入るのかを、伝えていきます。
これがないと、お客様は、興味があっても
申し込み方が分かりませんので、確実に書いておきましょう。
また、
・まとめ、価格、保証、特典
なども最後にまとめます。
例えば、このように書きます。
「価格は、飲み会2回分の、1万円です。
お申込みはこちらからです。
氏名と住所を書いて、送信ボタンを押してください。」
●QUESTが使えると
QUESTフォーミュラが使えると、
とりあえず「よくある広告文」が書けます。
ポジティブな話から書き始めるので、
全体的にポジティブな印象の広告文にしたい時に最適です。
また、「2.Understand(理解)」の部分で
読み手に共感していく書き方なので、
ターゲティングが狭い場合に、より高い成約率が出せる特徴があります。
逆に、ターゲティングが幅広い場合は、
「1.Qualify(適任)」
「2.Understand(理解)」の部分が書きにくいので、
別の書き方の方がいいでしょう。
※コピーライティングの基礎講義の記事一覧はこちら↓
「コピーライティングの初心者向け基礎講座の一覧まとめ」
●まとめ
・セールス文の基本型の1つが、QUESTフォーミュラ
・「適任」「理解」「教育」「刺激」「移行」の順に説明していくというもの
・型通り書けば「よくある流れ」になり一定の反応がとれる
・ターゲットが絞れる場合に最適
・まずは、型をマスターしていくこと
●今回の課題
今回の課題
「QUEST、 Q、U、E、S、Tはそれぞれ何だったでしょうか?」
整理してみましょう。
では、今回の講義は以上です。
応援してます。