
●自分が参入できるか?
今回の講義では「ビジネス新規参入の6条件」
について解説します。
・「あるビジネスに興味が持ったのですが、うまくいくでしょうか?」
・「趣味を仕事にしてみたいんですが……」
・「儲かりそうなビジネスを思いついたが、実現できるか不安」
このような方はぜひご覧ください。
(僕が作成した動画講義前編・後編です↓)
※ビジネスの上級者向けの記事の一覧はこちら↓
「起業して自分の力で稼ぐあなたへ 上級者向けの講義一覧」
●ビジネスの新規参入とは?
ビジネスの新規参入とは、
ゼロから新しくビジネスをはじめていくことです。
「ビジネスのアイデアや妄想が思いついた」
という人は、案外世の中にたくさんいるのですが、
そのうち9割は成功しませんよね。
ですから、新規参入のときは、
正しい参入条件を知ることが重要になります。
「当たり前で、しかし重要な6つの条件」があり、
これを知っているかどうかで、成功率が激的に高くなります。
妄想を妄想で終わらせないためにこそ、
実現できるアイデアなのか、
見極められるようになりましょう。
●新規参入6つの条件とは?
ビジネスの新規参入の6つの条件とは、
以下の6つです。
・1.見込み客が多い
・2.競合に勝てる
・3.利益率が高い
・4.定期収入が多い
・5.在庫が少ない
・6.元手がいらない
順番に、見ていきましょう。
●1.見込み客が多い
1つ目は、見込み客が多いことです。
求められているビジネスをしなければ、
売上はたちません。
情熱だけでは成立しないので、
イメージではなく、数字・統計ベースで分析し、
見込み客が多いかを調べてみましょう。
人の強い欲求に合致するビジネスならば
需要も多いはずです。
●2.競合に勝てる
2つめに、ライバルに勝てるかどうかです。
自分のレベルで参入できるものを選ぶのが、
売上を立てられるかの鍵になります。
・競合と戦えるのか?
・戦わずに勝つ方法は?
などを冷静に判断しましょう。
有名な経営学の理論に、マーケティング力が、
足し算ではなく掛け算になるというものがあります。
例えば、
「宣伝力5×社員力5×商品力5」なら力は125です。
一方、
「宣伝力2×社員力1×商品力6」なら力は12です。
力は、相互に掛け合わさって発揮されるので、
大企業と小さい企業は、圧倒的な力量差になります。
直接対決すると、勝負にすらなりません。
もし少人数で、大人数と戦う場合は、
「差別化、一点集中、局地戦、接近戦、一騎打ち、陽動戦」
が必要です。(ランチェスターの法則)
覚えておきましょう。
●3.利益率が高い
3つ目に、利益が大きいビジネスをするのも大切です。
スーパーマーケットは
利益率0.5%の商品なども多数あります。
一方で、ITなどの分野は利益率50%を越えたり、
コンサルタントなどは利益率90%以上だったりします。
努力とは関係なく、参入するジャンルによって、
そもそもの利益率が変わってくるので、
利益率が高そうなものを選んでいきましょう。
●4.定期収入が多い
4つめに、なるべく収入が続くビジネスにします。
・リピーター
・継続課金型
・プラットフォーム型
などを考えてみて下さい。
キャッシュ・フロー(お金の流れ)の良し悪しが、
次の投資にも大きく関係します。
●5.在庫が少ない
5つ目に、在庫を抱えないビジネスというのも、
ポイントになります。
在庫があると、
・商品の質
・生産費
・管理費用、倉庫費用
などでコストがかかってきます。
理想は、無形のサービスを売ることですね。
●6.元手がいらない
6つ目に、少ない資金で
回せるビジネスというのも大切です。
始めるためにも、
続けるためにも、
元手は少ない方がいいです。
サービスや教育、企画をするビジネスなら、
元手はなくてもできますので、そういうものがいいですね。
●6つの条件をおさえると
この6つをおさえると、
以下のようなメリットがあります。
・見込み客が多い、競合に勝てる、利益率が高い
・定期収入が多い、在庫が少ない、元手がいらない
・失敗しても復活できる
・成功しやすい
小さな資金で、大きな成果を出すことができるので、
この6つにあてはまるビジネスをしましょう。
●ちなみに(重要)
ちなみに、
新規参入の時点で、撤退について考えておいてください。
「いつまでに目標達成できなかったら撤退するのか?」
を決めるのです。
一見、ネガティブなようですが、
だらだら成功した企業はないので、期限と損切りは、重要です。
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●まとめ
・ビジネスの新規参入には、目安となる条件がある
・「見込み客が多い」「競合に勝てる」「利益率が高い」「定期収入が多い」「在庫が少ない」「元手がいらない」をチェック
・参入を見極めて、失敗のリスクを減らし、成功の可能性を高めていくこと
●今回の課題
「あなたが興味を持つビジネスは、6つの条件にあてはまるでしょうか?」
考えてみましょう。
では、今回の講義は以上です。
応援してます。